『解除してほしければ「身代金」を払えとは大胆というより・・・』

『解除してほしければ「身代金」を払えとは大胆というよりずうずうしく浅ましい』<2017年5月16日(火)>
 「銭形平次捕物控」の一幕、月に一回届く白紙の手紙に気を病んだ大店の主人が自害する。「筆洗」(170516)は見えぬ相手の恐怖を伝える。今回の「ランサムウエア」による大規模サイバー攻撃の被害、正に見えぬ相手、「データを『人質』に人の弱みにつけこんだ卑劣な犯罪である。生活の上での前提になっているサイバー空間の安全を守るため、国際社会はさらに結束し『下手人』にお縄をかけたい」と。
 (JN) 今回の世界的なコンピュータ・ウィルスをまき散らした者はいったいどんな組織なのであろうか。各国の優秀な方々は、どこれへんから飛んできたのか、もう見当がついているのであろうか。正体がわからず、目的もわからないのは、幽霊のようで恐怖心を扇ぐ。ターゲットは何なのか、国家や大企業だけではない。週明けの職場は、なんだかパソコンを開けるのが怖かった。これも、立派な武器である。このようなテロに対しても、各国は協力して対応に当たってほしい。