『いくらスターリン譲りの祖父の芸をまねようと・・・』

『いくらスターリン譲りの祖父の芸をまねようと、体制崩壊の予感はぬぐえない』
 「余録」(毎日/16/5/10)は、朝鮮労働党大会の実に36年ぶりの開催に想う。「明らかに祖父、金日成主席のスタイルをまねて個人崇拝を盛り上げようという趣向、『21世紀の偉大な太陽』とはその呼び名らしいが、この手の個人崇拝が残る場所などもうほとんどない今世紀である。近年では血なまぐさい粛清までも復活させた金委員長だ。いくらスターリン譲りの祖父の芸をまねようと、体制崩壊の予感はぬぐえない21世紀である」と。
 何故に政党の責任者が世襲されるのか、理解できない。共産主義でなぜ、こんなことが起きるのか。国民はひもじい。生活環境の上下格差はどれだけあるのか。北朝鮮とは如何なるところなのか。金政権の繁栄のためには何をしても良いのか。金正恩及びその取り巻きは、政をどう捉えているのか。為政者のすることは、国民の生活を豊かにすることであろう。その結果、国民からの尊敬を得る。金日成にはそれがあったのであろうから崇拝されていようが、その風袋だけ似せても仕方があるまい。早く、この地を国民に戻るようにするにはどうすれば良いのか。この地が国民のものになることを願うのは、外の者たちだけであろうか。(JN)