『夏目漱石は風呂好きだったらしい』

夏目漱石は風呂好きだったらしい』
 「春秋」(日経/16/5/4)は、漱石の風呂好きであったらしいと。また、様々な情報の発信源ともなっていた銭湯や小型ユニットバスなどの日本風呂の事情を伝える。そして、「熊本地震の被災者の方々にとって、一風呂は大きな慰めとなるだろう。年間十大ニュースが次々に埋まった感のある4カ月余を振り返り、連休の真ん中、湯の恵みにゆるりと身を浸したい」と。
 特に、風呂が好きということはない。日頃、自宅の小さな風呂、さっさと洗って浸かって出てくる。それが旅に出ると変わる。温泉の大浴場や露天風呂は開放感があり、ゆっくりとお湯と自然を楽しむ。忽ち風呂好きになる。自然の恵みに感謝である。大型連休や夏冬の休みは、新宿から「ロマンスカー」や「あずさ」で出かけるのが楽しみなのである。でも、この恵みは、大自然のダイナミックな動きのおかげであり、それが時として我々に襲い掛かることを思い知らされる。自然と上手に付き合うにはどうすればよいのか、今日は小さな風呂でたまにはゆっくり考えるか。やはり烏でそんなゆとりなないだろうか。(JN)