『この季節、ひたむきに走る人々を見ると胸が熱くなる。』

『この季節、ひたむきに走る人々を見ると胸が熱くなる。』
 「元日の上州路でも昨日の箱根路でも、重圧に耐え、歯をきしらせてタスキを運ぶ姿にくぎ付けになった」と、「天声人語「朝日/2016/1/3)は述べる。「選手の人気は俳優なみ。駅伝で活躍した学生が大手企業に就職できる。長距離ランナーには天国です。天国かどうかはともかく、市民レースがかくも盛んな国は珍しい。もしスポーツ版の世界遺産があれば日本からは駅伝が選ばれるに違いない。相撲の次あたりに」と。
 私は走るのが苦手である。走ることが嫌いであるが、なぜに正月のこの駅伝を気にしてしまうのか。我が生活と関係なし、と思うのだがチラチラとチャンネルを動かし、状況確認をしてしまう。箱根はまだ応援する大学があるが、社会人駅伝はそんなチームがある訳でもないのに、なぜか旭化成に肩入れをしていた。走るのは嫌いだが、走る人たちは好きだ、がんばれ学生たち、ゴールは一つの目標だ。この目標の次は、嫌いかもしれない定期試験を克服することである。(JN)