『ポジティブ思考は世界観を変えるチャンス』

『ポジティブ思考は世界観を変えるチャンス』
 減速気味の世界経済をポジティブ思考は経営者が逆風を乗り切ろうと、日経「春秋」(2015/9/7付)は、人々にポジティブな思考を望む。
 「エジソンの工場で火事が起きた時、彼は『これは、もっと良い設備に変えるチャンスである』と。ポジティブ思考は関心の幅や奥行きを広げ、創造性を高める。楽観的な脳がいくつもの発明を生んだ。松下幸之助氏は、『好況よし、不況またよし』と。景気が悪くなると、好況時には気づかなかった経営の問題点が見えてくる。不況はそこを直して強い会社にする、。中国など新興国景気の減速で世界経済が不透明になってきた。ポジティブ思考は経営者が逆風を乗り切る武器の一つになるかもしれない。フォックス氏によれば、人が生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、脳は絶えず何かに反応して変化する。世界観を変えるチャンスもあるそうだ。」
 資本主義の原動力は好不況である。好況恐慌不況の活動が新たなものを生みだし、マルサスが言う人口問題が先延ばしにしてきた。とは言うものの、この波が有るから人々は儲けるだけでなく大損をすることもあり、また会社を経営して行けなくなり、労働者が街に投げ出されることになる。これを国はポジティブに考え、放っておくわけにはいかない。とはいえ、世界に対して好調ですと、数値をいじることは禁止である。また、国民の意識を無理やり動かして、ごまかすこともできない。一党独裁では、自由な経済活動に支障を来すのではないか。(JN)