就職活動の時期はこれでいいのか

就職活動の時期はこれでいいのか
就活日程は、改善の努力がされるが、その度に弊害がでる。今回は「面談官」? 日経「春秋」(2015/7/26付)は、8月1日の解禁前のは面談に臨む学生と大手企業を指摘する。「場所は都内のホテル。時期は今月初め。開いたのは経団連加盟のメーカーだ。これは事実上の選考だ。就活を遅らせたのは学業にあてる時間を増やすためだった。それが現実には新たな混乱を生むことになった。早く選考を始めた中小・新興企業が、大手を諦めれば内定を出すと迫るオワハラ。水面下の面談。まもなく大手の正式面接が始まる。戦後、就活のスケジュールは数年ごとに変わってきた。正解のない問題だとしても、陰の接触や脅しが広がる現状は異常である。学生と企業が、もう少し落ち着いて相性を見極める仕組みは考えられないか。」
 4年生は、大学の学修の締めくくり、大事な時期であるが、3年生後半から就職活動に追われ、就職が早く決まらない者は、いつまでも学習に集中ができない。これは、困る。それを上手に対応することが、社会人への第一歩かもしれないけど、若者の学修を疎かにさせるのは、やはり問題である。この期間を、採用する方もされる方も、考慮するゆえか、焦っている。日本というところは、トラックが一本しかないのに、その選抜が単一的で一発勝負のようである。これからどんどん少なくなる若者をどのように育てて活躍してもらうか。入試や就職活動のあり方から変えていかねばならない。また、入学や入社の時期がもっと広げることが必要だ。相性が悪いとお互い不幸であるから、様々なチャンスが欲しい。