（日経「春秋」2013/1/11付） むかし、軍隊では一般社会のことを「地方」と呼んでいた軍隊こそが日本の中心だと、その閉鎖性、密室性、排他性。ここでの古兵が新兵に加えるリンチはときに凄惨を極め「地方」を夢のように遠く感じたそうだ。大阪の市立高校のバスケットボール部顧問の体罰は虐待であり犯罪だ。旧軍のリンチもかくや、と思わせる無法者をどうして教育者と呼べる。一昨年には体罰を疑う通報が市の窓口にあったのに、当時の校長はすぐ「問題なし」と判断したそうだ。「地方」の声などに耳を貸さぬおぞましき王国である。
（ＪＮ） またも子供を守らず仲間を守る教育界の行為か。教育者と呼ばれる者たちは何のためにこの仕事をしているのか。これでは、子供たちからも保護者達からも信頼を得ることができない。教育にとって大事な信頼関係なくして何ができるのか。これが一部の学校だけなのか、大部分の学校においてなのか。一部であろうとあってはならない。橋下市長は今後どのような改善ができるのか。
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