名月をとってくれろと泣く子かな

  • (朝日「天声人語」120614)男の子はたいてい乗り物が好きだ。消防車や清掃車、ブルドーザーにフォークリフト。昨夏のこと、中国から北朝鮮に軍用の大型特殊車両4台がこっそり輸出された。春の軍事パレードで「新型弾道ミサイル」を背負った、あの16輪車だ。「動く発射台」の輸出は、北朝鮮に軍用物資を送らないと決めた国連安保理決議に背く。米に内々に問われた中国は輸出を認めた上で、「伐採した大木を運ぶための車」と強弁したそうだ。〈名月をとってくれろと泣く子かな〉一茶。北朝鮮と中国の縁は、だだっ子におもちゃを買い与える親に似る。「はたらく車」も、使いようで破壊と人殺しの機械に化ける。ミサイルという大木を運ぶモンスターが裏道をすり抜ける不気味、捨て置けない。国際社会は「親」に直言する時である。

=>北朝鮮はもう二十歳を過ぎていないか。北朝鮮がまともな成長をできなかったのであれば、おもちゃを与えっぱなしにするのではなく、教育を施すことであろう。世界に対して目標を掲げて、PDCAをしていくべきであろう。
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201206130847.html?id1=2&id2=cabcagbe