日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも

  • (日経/春秋 2012/6/10付)この春、東京都内の水族館から逃げ出したものの2カ月ほどで捕まったフンボルトペンギンが、健康を回復して一般公開されたそうだ。「日本脱出したし 皇帝ペンギン皇帝ペンギン飼育係りも」。塚本邦雄の代表作で、戦後十数年たったころの歌だ。昨年の自殺者数は3万651人と14年連続で3万人を超えた。学生や生徒の自殺が初めて1000人を上回り、若者の雇用情勢の厳しさを映しているという。エントリーシートを100枚も書いて足を棒にして歩き、来る日も来る日も面接で無体な扱いを受け、それなのに職が得られない……。「この国には何でもある。だが、希望だけがない」。村上龍さんの「希望の国エクソダス」。閉塞状況からのエクソダス(脱出)をめざす少年たちの物語が読み継がれている理由が、わかる。

=>(JN)こんなところ型脱出しよう。でもそのためには、外で生きて行くためのスキルが必要だ。基礎学力やコミュニケーション力をつけなければならない。若者よ、死を選ばず、力をつけて今いるところから脱出しよう。そのために、老兵は何をすべきか。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO42422200Q2A610C1MM8000/