推理小説のように

  • (日経/春秋)鉄壁のアリバイ。ミステリーにはトリックがつきもの。読者も作家との知恵比べに没頭。この流れを変えたのが社会派推理小説松本清張は、犯罪の動機や背景を掘り下げてこそ読み手の期待にこたえられると。すると、大阪地検特捜部の改ざん・隠蔽事件は、古めかしい推理小説か。きのうの有罪判決、その「読後感」はスッキリしない。これもトリックであるか。=>結果ありきのこの体質か。