- （日経/春秋）里親・里子の習わしは平安時代からあったらしい。京都の公家が幼児期に子を近郊の農家で育ててもらったのが始まりで、それが一般に広がったという。わけあって親と離れた子に乳を与え、手塩にかけて育て上げる。そんな営みが繰り返されるはずだった。ところが、杉並区での里親の女が3歳の女児に暴行を与え死なせた疑いで逮捕された。善意だけでは処しきれない重い現実に突き当たったのであろうか。里親を「しとね親」と呼ぶ地方もある。しとねとは「人と成る」が語源。子を人と成せなかった親と、人と成せれず世を去った子、胸がつまる。
- （日経/社説）◆民主は代表選で政策論議を深め出直せ。◆民間の力で被災者に職を。
- （日経）福島の小中学校で新学期。友達や先生大移動。
- （日経）金輸出が最高水準。価格高騰で換金売り増加。
