ガザ空爆 ハローワーク30日まで マクドナルド新商品

<12月28日(日)>
■ガザ空爆死者195人、イスラエルハマスは反撃。(朝日)
■非正規専用のハローワーク、29・30日も相談受け付け(読売)
 「派遣切り」や「雇い止め」による非正規労働者の失業が急増する中、暮れも押し迫った27日も、職を求めて多くの人が各地のハローワークに詰めかけた。
 東京都豊島区のハローワーク池袋では、約450人がパソコンで求人情報を検索したり、窓口で職員に相談したりした。相談員によると、知人に連れられ初めて訪れた元派遣労働者の男性(26)は先月末、寮付きの勤め先を失った。所持金はわずか1万円。ネットカフェに寝泊まりしながら、食いつないできたという。希望は寮付きの仕事。条件に合う飲食店の求人が1件見つかり、年内の面接にこぎ着けた。「なんとしても採用されるよう頑張りたい」。思い詰めた表情で話していたという。青木和夫職業相談部長(50)は「今月の求職者は昨年の3割増。地方の工場で仕事を失い、ネットカフェに泊まって職を探す人も増えた」と語った。
 新宿区のハローワーク新宿へ26日に相談に訪れた男性(36)は、携帯電話の部品製造工場の派遣労働者だった。契約打ち切りの通告は10月下旬。ほぼ毎日ハローワークに通ったが、応募した約20社にはどこも書類選考で落とされた。
 カプセルホテルやマンガ喫茶を転々とし、消費者金融からの借金は数十万円に膨らんだ。日雇いのバイトで生活費を賄い、蓄えはない。「社員寮のある会社が絶対条件。せめて、屋根のある所で年を越したい」
 ハローワークの相談は通常なら27日の土曜日が最終日となるが、厚生労働省は雇用情勢の悪化を受け、都市部を中心に全国58か所のハローワークと、新宿区、名古屋市大阪市の3か所に設置した非正規労働者専用の窓口「キャリアアップハローワーク」で29、30日も相談に応じることにした。
マクドナルド新商品 東京の行列もバイト(産経)
 日本マクドナルド(本社・東京)が新商品「クォーターパウンダー」の発売に合わせ、東京・渋谷の臨時店舗2店で、イベント会社を通じて集めたアルバイトを並ばせ、盛況を演出していたことが分かった。同社は「あくまで店を盛り上げるイベント手法の一種で、サクラとの認識はない」としている。
 店舗は、渋谷東口店と表参道店の臨時店舗2店。同社コミュニケーション部によると、同社は「店に並ぶイベントスタッフを集めてほしい」とマーケティング会社2社を通じて、イベント会社2社に依頼。11月1日のクォーターパウンダーの発売と臨時店の開店に合わせ、募集したアルバイトを開店前から店の前に並ばせたという。2店の開店前には、計約550人の行列ができたが、このうち何人がバイトだったか、同社は「公表できない」としている。
 大阪市中央区の御堂筋周防町店でもバイトが行列に並んだ問題が指摘されていたが、これについて同社は「抜き打ちで新商品を試食してもらう調査の一環だった」と説明している。