大卒率 水の事故 生涯学習 ベートーベン交響曲第5番

■大学卒業率85%、出にくくなる傾向に…読売が初調査(読売)
 読売新聞が初めて行った「大学の実力 教育力向上への取り組み」調査で、これまで未公表だった全国約500大学の個々の中途退学率や標準修業年限での卒業率などが明らかになった。
 昨年度の1年間の退学率は平均2・6%、卒業率は84・6%。卒業率は過去のデータより低く、入りにくく出やすいと言われてきた日本の大学が、欧米のように出口管理を重視しつつある傾向がうかがえる。
 調査は、今年4月から大学院だけの大学を除く国内の全大学725校を対象に実施。499校の回答を得た。退学率や標準修業年限(4年、医学部など一部は6年)での卒業率は、うち約9割が答えた。
 それによると、2004年(6年制は02年)4月入学者のうち卒業時までに退学した学生の率の平均は8・2%。中には40%を超える大学もあった。昨年度1年間の平均は2・6%。
 うち最も学生が多い私立は3・2%で、日本私立学校振興・共済事業団の05年度調査の2・9%を上回った。入試が多様化して入りやすくなる中、経済的事情や学習意欲の不足から退学する例が増えている。
 卒業率(6年制含む)は最高99%、最低46・6%と幅があり、平均84・6%。経済協力開発機構OECD)の04年調査で日本は91%と30か国平均(70%)から突出していたが、今回調査で国際水準に近づきつつあることがわかった。実力不足では卒業させない方針を打ち出す医学系、理系大もあり、卒業時の出口管理に重点を置く大学が増える傾向が数字に表れている。
■3連休初日、水の事故で5人死亡(読売)
 3連休初日の19日は、各地で水の事故が起き、5人が死亡した。同日午後2時20分ごろ、仙台市太白区名取川で、同市内の内装業の男性(38)がおぼれ、搬送先の病院で死亡。ほかに、高知県土佐市鳥取県岩美町、香川県小豆島町でも、遊泳中の男性ら計3人がおぼれて水死するなどした。
 京都府京丹後市の沖合の海上では、男性が漂流しているのを舞鶴海上保安部の巡視艇などが発見、男性は間もなく死亡した。また、三重県熊野市の海水浴場で、奈良県田原本町の小学1年の男児(6)がおぼれ、意識不明の重体。鳥取市の海岸では、名古屋市の学習塾に通う小学4〜6年の十数人が約10メートル沖合に流され、塾講師や近くにいたサーファーらが浮輪やサーフボードで救助した。
■「生涯学習してみたい」7割、でも実際は47%…内閣府調査(読売)
 内閣府は19日、「生涯学習に関する世論調査」を発表した。学校教育を終えた後も自ら進んで様々なことを学ぶ「生涯学習」に関し、7割の人が「してみたい」と答えたが、最近1年間に取り組んだ人は半数に満たず、希望と現実にギャップがあることがわかった。
 生涯学習をしてみたい人は70・5%で、2005年5月の前回調査に比べ、6・5ポイント増加した。一方、最近1年間に取り組んだ人は47・2%にとどまった。生涯学習をしていない人に理由(複数回答)を聞くと、「仕事が忙しくて時間がない」が45・4%で最も多く、「家事が忙しくて時間がない」(18・9%)、「きっかけがつかめない」(16・4%)が続いた。
 してみたい生涯学習の種類(同)は、「健康・スポーツ」(健康法、水泳など)が55・1%でトップとなった。次いで、「趣味的なもの」(音楽、美術など)が53・2%、「教養的なもの」(文学、語学など)が29・2%だった。
 調査は5〜6月、全国の成人3000人を対象に行い、1837人(61・2%)から回答を得た。
■オーケストラ・ルゼル 第5回演奏会(JN)
練馬文化センター 大ホール)
 ○デュカス ・・・ 交響詩魔法使いの弟子
 ○チャイコフスキー ・・・ 幻想序曲「ロミオとジュリエット
 ○ベートーヴェン ・・・ 交響曲第5番 ハ短調「運命」