2012-07-18から1日間の記事一覧

「見て見ぬふり」

(日経/春秋 2012/7/18付) 日本人の心にもっとも深く刻まれる「見て見ぬふり」をしたのは、歌舞伎「勧進帳」で義経、弁慶主従をあえて見逃す安宅の関守、富樫左衛門だろうか。このところの「見て見ぬふり」が意味するのは保身、なれ合い、遠慮に臆病、そし…