手帳に思う 240106

 年末に『余録(231229)』は手帳を考えた▲高橋書店の「手帳白書2024」によると、デジタル全盛の時代でも紙の手帳は根強い人気がある▲寄贈された手帳を保管・公開している私設の「手帳類図書室」を訪ねた。収集家の志良堂正史さんが約10年かけて集めた1800冊近い手帳の一部を、有料で閲覧できる▲20代男性会社員の手帳、美大生の就活記録、女子高生の手帳。ギャンブラーの10年日記▲希望も失望も不謹慎な願望も手帳には打ち明けられる。書き込むことで人は自分と向き合う▲そういえば岸田文雄首相も手帳派らしい。「岸田ノート」と呼ばれる小さな帳面を胸ポケットに常備し、国民の批判や要望を書き留めていることが話題になった。この年末、じっくり読み返してはどうだろう。
 (私は)とにかく記録を取っている。何が未来にとって重要かわからないので、思い出したことを記録する。また、ずぼらなので、それを何とかしようと1週間のスケジュールを作る▼溜まる手帳類、とても人には見せられないが、日々の見返しの愉しみ。昨年はあんなこと。一昨年は・・・・自分の愚かさの見直しだが。