美しい花火もその音がミサイルを思い出させた 231230

 「すべての武器を花火に!」『北斗星(231230秋田魁新報)』は。軍事評論家の前田哲男さんが、ピースボート編集の「戦争を起こさないための20の法則」(ポプラ社)に寄せた提言を思う▼天下統一後、江戸幕府軍縮。火縄銃は農具に、鉄砲鍛冶は刀鍛冶、火薬製造技術は花火に。「鉄砲ではなく花火を選ばなくてはならない」と▼だが、現代の日本政府、武器輸出のルールを国会審議も経ないままに改定▼政府は武器輸出自体、加速させる方針だと▼日本で聞いた花火の音がミサイルを思い出させた―。秋田市で先日開かれた外国人による日本語スピーチコンテストで、ウクライナからの避難学生が話していた▼夜空を彩る花火は美しい。わくわくしながら花火を見上げる日が早く訪れますように。
 (私も)言いたい。「すべての武器を花火に!」。死の商人を喜ばすことをなぜ、政治家は止められないのか▼武器で何を守るのか。権力者自信やその仲間たちのの権力や財産だろうか。国民は戦場へ送られ命を失う。銃後は敵国のミサイルやドローンなどに脅かされる。我々は軍縮のできる為政者を選ぶ能力を持ちたい。