『#涙がこぼれる一枚』

『#涙がこぼれる一枚』<2023年4月9日(日)>
 ピカソ没後50年に『(天風録(230408中國新聞)』は思う▲絵の前で2回泣いたことがあると岡本太郎。若き日に過ごしたパリ。最初はルーブル美術館セザンヌ。2度目はその3年ほど後、ピカソの抽象画を見た日。「これだ! 全身が叫んだ」▲ピカソの絵を見たのが「私の画業を決定する運命的な日だった」。岡本に衝撃を与えた巨匠が没し、きょうで50年▲「ゲルニカ」に、ウクライナの惨状を思い、平和を祈る人も多いだろう▲ひろしま美術館で「青の時代を超えて」と題したピカソ展が開かれている。巨匠の歩みをたどることができる▲岡本はピカソの見方を「生の目で平気で見ればいい。するとパッと応えてくるものがある」と。展示室を巡るうち、涙がこぼれる一枚と出合うかもしれない。
 (私は)ピカソに衝撃を受けた。でも、涙が出はしない。ピカソと聞くと、その名で行きたくなる。見てどうであったろうか。その作の時代による変化、驚くばかりである。とても、生の目で平気で見ることができない。皆さんはどうですか。
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