『#地図を楽しむ』

『#地図を楽しむ』<2023年2月11日(土)>
 きょうの伊能忠敬の誕生278年に『天声人語(230211)』は地図を思う▼小学生のころ地図が大好きな友達がいた。私たちは大きな本屋さんへ行き、5万分の1の甲府の辺りの地図を買った▼それから北を私が、友達が南を集めた。わたしのは山ばかり。くねくねした等高線の重ねりに、きれいだねと私が言うと友達もうなずいていた▼昨年末、ルール改正でタクシーに紙の地図を備えなくてもよくなった。カーナビさえあれば十分らしい▼地図好きはどう思っているだろう。駒沢のカフェ「空想地図」を訪ねた。店主の田中利直さん▼「一枚の地図を前に、延々と語り合うのが楽しい」▼目を輝かせ、地図への熱い思いを語る田中さんの言葉を聞きながら、小学生の自分と友達がうなずいている野を感じた。
 (私にとって)地図は辞書と同様に身近にある▼地名が出て来ると、引っ張り出して場所を確かめる。しかし、それは昭和の地図ゆえ、分かりにくいことがある。ベルリンは東西に分かれており、ウクライナ地方は、ソビエト領内▼平成の地図もあるがつい昭和。さて伊能忠敬の誕生日を機に令和の地図を買おうか。
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