『#ちょんまげと税金』

『#ちょんまげと税金』<2023年1月13日(金)>
 増税について『あぶくま抄(230112福島民報)』は思う▼1873年、若松県が「ちょんまげの者から年間50銭の税金を取る」と布告。散髪も納税も嫌がって山に逃げ込んだ住民さえいたという▼この2年前、明治政府は断髪令を出していた。それでも、まげにこだわる者は多かったらしい▼布告は「野蛮の風を排斥せよ」と。一方で、まげを維持するには余計な金がかかる上、衛生的にも問題があることなどを挙げ、弊害を具体的に指摘している。住民への説得には腐心していた▼現政権は、法人税所得税、たばこ税の引き上げに乗り出すというが、説明が足りない。納得させてほしい。それなくしての増税では、髪どころか血肉を切り落とされた気分になってはしまわぬか。
 (国民は)税金を納める義務がある。それはその必要性においてである▼さて、今回の増税はどうなのか。選挙では辛いことを言わず、ばらまき宣伝をしておきながら、増税とは、何ともだまし討ちか。ゾウサンどうしよう。
#ちょんまげ,#増税,#説明,#説得,#現政権
*画像は朝日新聞の2023年1月6日より借用。