『#ごみ捨て防止』

『#ごみ捨て防止』<2023年1月6日(金)>
 「こんなところに神社が?」やぶが広がるところに赤い鳥居、『南風録(30106南日本新聞)』はこれを思う。数カ所あるのに気づき、地元の人に尋ねると「ごみ捨て防止のため」と返ってきた。不法投棄に長年悩まされてきたが、設置してから格段に被害が減ったと。鳥居は神社のシンボル。この三が日にその下をくぐり、初詣した人は少なくなかろう。本来の役割は俗界と聖域を分ける境界。玄関のようなものだから、入出の際には一礼するのが正式な作法と教えられた。鳥居が畏敬の象徴として多くの日本人の心に染み付いているのは間違いないだろう。とはいえ、“神”に頼まなければマナーやルールが守られないようでは困る。ごみ捨て防止の役割を務めなくても済む社会でありたい。
 (私たちの)この社会は何をするにもカネがかかる。ごみ捨てぐらいはと思いたいが、その処分には手間がかかる。ごみにカネを掛けたくないなら物を買わないことだ。しかし、鳥居を置いたら不法投棄が減ったと、他人が見てなくとも神が見てると思ったのか。おそまつなり。
#鳥居,#ごみ捨て,#不法投棄,#マナー,#ルール