『#太陽と水と大地の総合芸術』

『#太陽と水と大地の総合芸術』<2022年5月20日(金)>
 東海道新幹線の車窓の楽しみ、この時期の静岡の茶畑と『天声人語(220520)』。畝が美しい。もえぎ色の新芽は刈られ、濃い緑一色。時折見える黒い畝は何だろう▼静岡県茶業研究センター長の小林栄人さんによると、抹茶を育てる畝と。菓子など用途が広く最近増えていると▼急須でお茶を入れる機会が減り、1世帯当たりの茶葉購入量は最盛期の3分の1に。かつて全国の生産量の半分を占めていた静岡を、ペットボトル用原料に強い鹿児島が猛追▼小林さんは県職員のかたわら茶農家。「急須で入れる一番茶はやっぱりおいしい」「でも、うちの子どももめったに急須は使わない。時代です」▼記者としての初赴任地静岡で、地元テレビ局の先輩記者より、「湯は少し冷まして」「茶葉が中で開く」「最後の一滴まで注ぐ」。記者室の一角で、トロリと甘い味わいに驚いた▼心を落ち着けたい朝は茶葉からいただくに限る。太陽と水と大地の総合芸術が全身にしみわたる。
 (私の一日は)急須で入れたお茶で始まる。コーヒーでは刺激が強すぎる。お茶のやさしさであろか。昭和の時代は一日中お茶であった。それが今では朝食後以降はコーヒーだ。寝る数時間前までコーヒーになってしまった。いつからだろうか。ところで朝のお茶の葉、我が家では鹿児島産だ。いつからであろうか。皆さんは?
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