『#育児との両立』

『#育児との両立』<2022年5月21日(土)>
 育児休業明けの「復職恐怖症」を『春秋(220521)』は思う。食品宅配大手オイシックス・ラ・大地の「復職式」を先日、見学した。育児休業から復帰する12人の歓迎、今年が6年目▼単なる儀式ではなく、復帰者の不安を取り除くのが本当の目的だ。「長い目で見て仕事を継続してほしい」という社長。育てた人材を失うのは企業にとっても大きな損失▼女性が働き続けることには今も壁がある。仕事のスピードや休業中の変化についていく不安。夫と分担するにしても大変だろう育児との両立。さまざまな理由からキャリアを断念。惜しい話だ▼文部科学省厚生労働省がきのう、今春の大学卒業生の就職率を発表した。男子が94.6%に対し女子97.1%と、昨年に続き女子学生の方が高い。若い世代の前向きな意欲を応援し、壁があるならどんどん取り除いていきたい。
 (私は)育児や親の介護への考え方や支援を変えるべきと考える。新しい命を育てることへの社会の支援が足りない。上野千鶴子氏は言う。「なぜ人間の生命を生み育て、その死をみとるという労働(再生産労働)が、その他のすべての労働の下位におかれているのか。」
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