#良質の絵本は大人の心も癒やしてくれる

『#良質の絵本は大人の心も癒やしてくれる』<021年5月29日(土)>
 エリック・カールさんの死を『余録(210529)』は思う。「戦争中は色がなかった。全ては灰色と茶色だった」。色を塗った紙をコラージュして作る絵本の鮮やかな色づかいには、戦時中に体験した「色のない」生活の影響もあったのだろう。代表作「はらぺこあおむし」(1969年)は世界各地で読み続けられている。何を食べてもはらぺこの青虫が最後に食べて大きくなる緑の葉は、最初に卵が産み付けられた葉と同じだ。「一度も登場しない母の愛が作品の根底にあります」(訳者もりひさしさん)。エリック・カール美術館は訪日時に立ち寄った絵本の美術館にヒントを得て創設したという。昨春、新型コロナウイルスの感染が広がった際にはツイッターに「友よ安全に」「お互いに優しく。地球にも」と書き込んだ。良質の絵本は子どもに読み聞かせる大人の心も癒やしてくれる。懐かしい絵を眺めるだけでも心がほぐれる。
 (JN) 30年ほど前に、「はらぺこあおむし」に出会った。もちろん、子どものおかげだ。この青虫にどんな魅力があり、世界中の人々を魅了したのか。エリック・カールさん、ありがとうございました。これからも、私たちは貴方の作品とともに生きていきます。
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