#さやまめ

『#さやまめ』<2021年5月16日(日)>
 お、あるある。店頭で見かけるとつい頬が緩む。『滴一滴(山陽新聞/210516)』はさやまめに思う。「アラスカ豆」の愛称で親しまれている実エンドウだ。豆ご飯を「アラスカご飯」と呼ぶのは岡山だけ。初春に始まった青い豆のリレーはキヌサヤ、ソラマメ、インゲン、枝豆…と晩夏にかけて追いつ追われつのバトンパスを繰り広げる。はじけんばかりに太ったさやを眺めていると、ぽくぽくした食感と上品な甘みが舌によみがえる。〈豆飯の匂ひみなぎり来て炊くる〉稲畑汀子。〈すき嫌ひなくて豆飯豆腐汁〉は祖父の高浜虚子。素朴な食卓も鮮やかな緑一つでごちそうになる。いただいて英気を養いたい。いよいよ夏めいてきた。
 (JN) 昨日、散歩で住宅地の細い路地に入った。小さな畑があり、のぞいたらさやがぶら下がっていた。これが何れ店頭に並ぶのか。パチパチとついスマホで写真を撮った。住宅の隙間にある畑故、シャッター音が鳴り響き、怪しい野球帽の人物であった。早く、居酒屋で枝豆をともにグビグビとやりた。
#アラスカ豆
#エンドウ
#キヌサヤ
#ソラマメ
#枝豆

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