『沈黙の犬は利口ではなかろう』

『沈黙の犬は利口ではなかろう』<2019年1月24日(木)>
 毎月勤労統計の不正調査問題に係り『筆洗』(190124)はインドのとんち話を紹介する。「家に盗っ人が押し入った。だが、番犬は吠えなかった。ロバがなぜ黙っていたのかと注意した。犬は『これまで再三、吠えたが、主人が褒めたことはない』と答えた。別の晩、また盗っ人がやって来た。真面目なロバは犬に代わって大声でいなないた。盗っ人は消えたが、目をさました主人は『なんで人の眠りを邪魔するんだ』とムチでロバをたたきのめした。・・・とんち話に逆らうようだが、とどのつまり、沈黙の犬は利口ではなかろう。悪事は露見し、二十二人が処分された。国民という本当の主人のために忠実に吠えなかったためムチを受けたのである」。
 (JN) 国の調査データは大丈夫であろうか。勝手に都合よく作られているのではないか。そう思ってしまう。それにしても、公務員がやる気をなくしているのはなぜであろうか。特に、労働関係は問題が多すぎるのではないか。一体何があったのか、なにがあるのか。この状態では、まだ何か出てきそうである。まさか、尻尾切りのようなことで、お話が終わってしまうのか。この組織をまともにするのは、国民から選ばれた者たちが責任を負わねばならない。先ずは現厚労大臣は切腹すべきであろう。そして、誰のために行政があるのか、組織を整備せよと言いたい。