『脱横並びの自由なアイデアや、異質なもの同士の出合いから生まれる・・・』

『脱横並びの自由なアイデアや、異質なもの同士の出合いから生まれる新たな価値が貴重な今のビジネス』<2019年6月27日(木)>
 三井住友銀行が軽装での勤務を認めることに『余録』(190627)は語る。福沢諭吉は「民間経済録」で、「『大丈夫と呼ばるる人物が発起して一社を設立し、・・・金を一所に集めて以て・・・銀行という』。銀行には『才徳兼備』の支配人がいる」。その「信用第一を旨とする銀行員は厳しく身なりを律した・・・三井住友銀行が顧客と顔を合わせぬ本店勤務の行員について、夏の間はTシャツやジーパン、スニーカーなど軽装での勤務を認めるという。・・・脱横並びの自由なアイデアや、異質なもの同士の出合いから生まれる新たな価値が貴重な今のビジネスである。令和日本の銀行の生き残りにかかわるかもしれぬスニーカー姿の男女の『大丈夫』『才徳兼備』だ」。
 (JN) 自分の職場がクールビズになって何年経ったろうか。しかし、就職をしたころは、エアコンなどがないなか、ネクタイ姿で仕事をしていた。自然の風と扇風機だけであった。そして、17時を過ぎれば、さっさと仕事を辞めて、ネクタイを外して、「グイッ」と飲みに行く。ワイシャツの首が黄ばんでくるのが早かった。高湿度の日本の夏に首や手首を絞める西洋の服は、合わない。半裸というわけにはいかない。アロハシャツ、短パン、草履としたいが、仕事をする姿か。まあ、固いことを言わず、いろいろ試してみてはどうだろうか。三井住友のこの試みは、目に見えるようにできれば、もっと良いが難しいか。時間がかかろうか。銀行だから金の草鞋はどうだろう。

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