『「ゆるキャラグランプリ2018」の組織票を・・・』

『「ゆるキャラグランプリ2018」の組織票をどう考える』<2018年11月15日(木)>
 「投票のためのフリーメールアドレスを約二万登録し、職員に割り振って投票させていたらしい」。『筆洗』(181115)は「ゆるキャラグランプリ2018」の組織票を思う。作家の山本一力さんは家族組織を使って、本の売り上げを伸ばそうとしたとか。書店で「それぞれが店員にむかって大きな声でこう尋ねる。『山本一力の本はありますか』」。「ゆるキャラグランプリ」の方は、市職員の二万件の組織票。「関係者の必死の形相と地方の苦悩が潜んでいることを思えば、見ていて切なくもなる」。
 (JN) ゆるキャラが有名になると、そのグッズが売れる。地域振興に一役ということか。市の職員は大変である。何とか優勝を取るために、できることをする。でも、組織票で取ったその地位は、本当に素敵なゆるキャラなのだろうか。どれも楽しいゆるキャラゆえ、なんとも言えない。地域振興のために、これが良いことなのか。ふるさと納税も、激化して、国が口を挟むようになる。地方の生き抜く道は、こういうことをすることであったろうか。地方創生担当大臣は、如何お考えであろうか。