『天災から身を守り、人災を招かぬ心構えがいる・・・』

『天災から身を守り、人災を招かぬ心構えがいるとは。風情より備えか』<2018年8月31日(金)>
 「災害級と指摘されるこの夏の天候への警戒心に欠けていたかもしれない」。『春秋』(180831)は、岐阜市の病院での高齢者の相次ぐ死を思う。「関東地方の際立って早い梅雨明けと、いつ終わるともしれない高温。多くの犠牲者を出し、今なお爪痕を残す西日本を中心とした豪雨。台風の迷走にも驚いた。列島の気象が未知の段階に入ったかのような気味悪ささえある。季節をめで、味わう前に、天災から身を守り、人災を招かぬ心構えがいるとは。風情より備えか」。
 (JN) あまりにも辛い経験。もう忘れてしまいたいが、忘れてはならない。また隠してもならない。自然は猛威を振るい私たちに襲い掛かった。大丈夫と思っていたら大間違えであった。これで大丈夫と思っていたら、それを上回る力でやって来た。こんなことはもうないと思ってはならない。このことは記録だけでなく、心に刻み付けておかねばならない。ものの準備をしていても、自分たちの心の準備と行動が大事である。忘れてはならないその恐怖と被害。また、そこに自分たちがいなかった者も、次は分からない。