『人と人とのやりとりのなかで気づくことが重要・・・』

『人と人とのやりとりのなかで気づくことが重要だと思いました』<2018年7月31日(火)>
 ある「留学生の女性は、地域の約3割が水没した岡山県倉敷市真備町地区で2日間活動した」。『春秋』(180731)は、留学生の体験を紹介する。「『被災者のニーズは、家の片付けだと思っていました』。でも、・・・『(必要な支援は)人と人とのやりとりのなかで気づくことが重要だと思いました』。・・・思えば1カ月ほど前、大阪大の留学生たちは被災者だった。大阪北部地震震度6弱の揺れに見舞われ、学校の体育館に避難した。寄る辺ない異国で、どんなに心細かったろう。支えてくれた人々の情けが身にしみたのか。街頭で募金も呼びかける。留学生の献身と、深い洞察に触れ、じっとしていられない気持ちになる」。
 (JN) ボランティアは知らない世界に、無心で入っていく。この力が素晴らしい。一人ではできないから、グループで行動する。連携を取り黙々と続ける。彼らの精神力に勇気づけられる。私たちは社会の中で生きていく中で、互いを理解する努力が必要だ。それぞれの他人が全部、違った心身を持ち合わせている。凸凹なのであり、そして日々、様々な環境の変化に晒されている。今は今しかなく、これからどうなっていくかわからない。その変化の中で生活していくためには、互いを如何にできうる限り、理解することである。他人の見える世界は全く違うかもしれず、それを理解することは困難である。だから違う問いことを知り、そして互いの懐へ入っていくしかない。私たちに大事なことは生産性ではなく、人間性なのであろう。