『自国民が命がけで乗り出している荒海に向け落とすとは・・・』

『自国民が命がけで乗り出している荒海に向け落とすとは、どうにも理解の度を越える』<2017年12月1日(金)>
 「今年も北朝鮮からの木造船の漂流や漂着が続く」。『春秋』(171201)は北の指導者に問う。「指導者はご満悦だろうか。自国民が命がけで乗り出している荒海に向け落とすとは、どうにも理解の度を越える。コメの値段がじわじわ上がり、ガソリンは10倍超と聞く。米国によるテロ支援国家の再指定で暮らしはさらに厳しくなろう。初代の指導者は『全ての人民が白米を食べ、肉のスープを飲めるようにしなければならない』と述べた。目標は漂流し続けている。体制が変わらないからだ、と3代目が気付く日は来るのだろうか」。
 (JN) 嘗ての左翼系の若者が理想郷と思っていたところは、現実にはどうなのだろう。国民を大事にせず、他国民は誘拐する、そんな国が近くにあり、むなしいことに古びた漁船の遭難者が流れてくる。わが国も、前世紀の初めころ教育の力で「欲しがりません 勝つまでは」なんていうことを言っていた。今この北の国ではどんな教育がなされているのか。そういえば「欲しがりません・・・」と言っていたころ、北の国と同じように、米国から経済的な封鎖を受けた。これがさらに日本の軍部の暴走政策を推し進めた。休戦状態の朝鮮戦争は、再発するのであろうか。それは勘弁してもらいたい。ICBMの一発で、新しい漁船は幾つ買えるのか。言い古された表現だが、「大砲かバターか」。バターでしょうが、とにかくたっぷりと北の民に食べてもらいたい。