『想像してみよう。伊勢志摩サミット出席のために日本に・・・』

『想像してみよう。伊勢志摩サミット出席のために日本にやってきたのが、オバマ大統領ではなくトランプ氏だったら』
 いよいよ伊勢志摩サミットが始まった。このサミットについて、「天声人語」(朝日/16/5/26)は、もしもと問いかける。オバマ氏でなく、トランプ氏であったらと。そして、「自国第一主義は、欧州でも目立ってきた。しかし、内向きになれば嵐がやりすごせるほど、グローバル化の現実は甘くない。例えばタックスヘイブンでの税逃れは、国という存在をあざ笑うかのようだ。そしてこれほど、対策に国際協調が求められるものはない。サミットという偉そうな名前の会議にも、まだ存在価値はあるのだ。」
 G7サミットの構成国は、これで良いのか。先進資本主義国の中核はこれらの国々なのであろうか。参加国はどうでもよく、中心となる国はやはり米国の思うところがおおきのであろう。その米国の大統領がトランプ氏であったどうなるのか。次の年のサミットはその可能性がある。彼は本当は何を優先したいのであろうか。本当に米国のことを考えているのか。自分の言いたいことを言いたくて、大統領選に臨んでいるのであろうか。自由と国を愛する市民として、大統領選に立ったのであろうか。彼の大統領の姿を想像する前に、彼の真意を知りたいが、何れにしても、このグローバル経済において、どんなに良い事やそうでないことを考え実行しても、この経済に呑み込まれていく。それに抵抗できるのがサミットなのであろうか。(JN)