『いつまでも値上がりしない商品は「物価の劣等生」である。・・・・

『いつまでも値上がりしない商品は「物価の劣等生」である。今回の値上げをさぞや喜んでいよう』
 「塩があす24年ぶりに値上げされる。大航海時代の探検家たちは競って求めた。塩である。米国の南北戦争でも塩が重要な役割を果たした。日本だと信玄と謙信の友情物語が思い出されるし、松の廊下の刃傷の背景には浅野と吉良の製塩の技術の争奪戦があったとの指摘もある」。「春秋」(日経/2016/3/31)は、「かつてならば米騒動ならぬ、塩騒動が起きかねない出来事だが、世の中の反応はそれなりに冷静のようだ。デフレ脱却を目指す安倍政権にしてみれば、いつまでも値上がりしない商品は「物価の劣等生」である。今回の値上げをさぞや喜んでいよう」と。
 塩は食糧保存や味付けに欠かせないが、一方で、取り過ぎは健康を害する。とにかく食卓に必須のものであるので、値上げは家計に響く。その分は、購入を控えるようになるのか、或いは他のものの購入に影響するのか、大変心配である。何せ、その権限がないゆえ、塩分大好きな者として心配である。今後は、塩分控えめの食事が待っているのか、値上げが健康を齎すか。長野県のような長寿が全国に拡がるのであろうか。(JN)