女性の活躍できる環境は

(日経「春秋」2013/12/25付) 「女性は男性より将棋が弱い」という事実。男女の力の差は厳然として存在する。いま女性で一番強いといわれる里見香奈さん(21)は一方で女流棋士として活躍し、一方では奨励会という名の棋士養成機関でプロの卵の少年にまじってしのぎを削っている。その里見さんが奨励会で一番上の三段に昇段し、棋士までもう一歩に迫った。棋士はおろか奨励会三段になった女性すらこれまで一人もいなかったのだから、快挙である。棋士を目指す貪欲な少年たちとどう戦うのか。里見さんのこれからは、大げさにいえば「将棋における男と女」の常識に一撃を加えうる。
(JN) 将棋は男性の世界であったからで、女性が弱いわけではないだろう。将棋を目指す女性が増えればそれに従い女性棋士の能力と地位が上がって行くだろう。でも、将棋の世界が女性に魅力を与えるか否か、それに因ろうか。日本国はまだまだ女性の地位の向上が遅れている。年齢20代から30代の時期に、子育てを個々の女性に負担が大きくある以上、女性の活躍がどうしても少なくなる。極端な表現かもしれないが、日本未来は女性の活躍にかかっており、この子育て年齢の女性の活躍できる条件が整備されなければ日本のの発展はない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64546410V21C13A2MM8000/