- （日経／春秋）一人二役、歌舞伎でよくある趣向だ。客席を唸らせる。原子力安全保安院もなかなかの二役ぶりを見せてくれる。プルサーマル発電をめぐるシンポジウムで「やらせ」を画策。保安院という役所は原発の安全確保の元締。そもそも原発推進の経済産業省の中に規制役の保安院が置かれているのだから、二役は習い性なのかもしれない。保安院のパンフレットには行政規範の筆頭に「強い使命感」と。やらせは中部電力のやったことと、大した使命感である。いったいなにを守ろうとしているのか。
- （日経／社説）◆民主党は復興増税から逃げるな。◆不信生む保安院はいらない。
- （日経）円、一時77円01銭。ニューヨーク株続落、130ドル下げ。29日午前。
- （日経）米債務問題、世界市場揺らす。円76円台、最高値迫る。29日午後。
