新刊の電子化 うちわ注文殺到 朝日・河合塾調査

  • (日経/春秋)「つなみはよくばりだとおもいました」。妹の通う小学校まで駆けた兄は「人生でこんなにも全速力で走ったことはない」と振り返る。母親を置いて山へ逃げた罪悪感に泣く息子。今は何がほしいかわからないという小学生。吉村昭氏が昭和45年に出版した記録文学三陸海岸津波』に、着想を得たジャーナリストの森健さんが、避難所を訪れ作文を依頼して回った。「衝撃的な映像や統計的な数字よりもはるかに雄弁に現場の真実を伝えてくれた」。忘れたいが思いをあえて記憶し、語り継ぐことが未来の命を守る。
  • (日経/社説)危機をバネにエネルギー新戦略に挑め。
  • (日経)新刊書すべて電子化。講談社・新潮社・学研。
  • (日経)節電の夏、うちわの夏。国内シェア9割・丸亀。注文殺到、部材不足も。
  • (朝日)大卒2割進路未定。今春、学部間差最大5倍。朝日・河合塾調査。大学、卒業後まで就職支援、長期化、学長の7割「不満」。「大学教育の内容はますます形骸化し、単なる就職予備校となる」、大学本来の姿を取り戻したい。