大学は学歴のため

■「大学は学歴のため」5割、私大生調査(日経)
−大学生の2人に1人は「大学に進むのは学歴のため」と考えている――。日本私立大学連盟(東京)がこのほどまとめた「私立大学学生生活白書」で、こんな結果が出た。進学先を選んだ理由も「自宅から通学できるから」が最も多く「無理のない現実的な選択をする学生」(同連盟)の姿が浮かび上がっている。
−私大生を対象に4年に1回実施している生活実態調査で、今回は昨年9月から10月にかけて、全国の122校の学生約6600人から回答を得た。回答率は68%。
■素材大手、一部が減産・東電、17年ぶり供給抑制(日経)
東京電力が22日、大口顧客と結ぶ「需給調整契約」に基づく電力供給制限を実施したのを受け、素材大手の一部が使用を削減した。猛暑による首都圏の電力不足に対応するためで、23事業所が計12万キロワットを削減、昭和電工、東京製鉄や旭硝子の工場が減産した。
■水増し合格、大学側にもメリット…受験料収入12億円(読売
大学入試センター試験だけで合否を判定する入試方式を利用して、「関関同立」と呼ばれる近畿地区の有名私大4校(関西学院、関西、同志社立命館)に合格した受験生のうち、実際に入学するのは10人に1人もいないことがわかった。
−私立高校が合格実績水増しのため入学意思のない生徒を多数受験させたことが一因とみられる。同方式による今春の出願者は4校で延べ7万人を超え、受験料収入は総額約12億8000万円に上っており、大学側の経営上のメリットが大きいことも明らかになった。
−読売新聞の取材に、関関同立側が2007年度入試の状況を明らかにした。それによると、4校の同方式の総募集人数2572人に対し、志願者総数は7万4845人。総募集人数の9倍近い計2万2827人を合格させたが、入学者は計2082人にとどまった。4校は募集人数の7〜12倍の大量合格者を出しているが、定員割れが出ており、入学率(合格者のうち入学した者の割合)は9・1%だった。