2013-11-24から1日間の記事一覧

「悲秋感覚」

(日経「春秋」2013/11/24付) 「あはれな 僕の魂よ/おそい秋の午后には 行くがいい/建築と建築とが さびしい影を曳いてゐる/人どほりのすくない 裏道を」。立原道造の「晩秋」。昭和戦前期、24歳で世を去ったこの詩人の孤独と傷心が言葉のひとつひとつに…