2012-08-22から1日間の記事一覧

果てしない憎悪の犠牲をも運命と呼ぶほかないのだろうか

(日経/春秋 2012/8/22付) 1942年の夏、ニューヨークの下宿で朝寝を決め込んでいたロバート・キャパのもとに、ある週刊誌から緊急の戦場取材を求める手紙が届く。後年の手記「ちょっとピンぼけ」の出だしである。「運命に起こされて」。あわただしく北アフ…