(日経/春秋)「何もかも灰燼だ」。東京大空襲のあと、浅草を歩いた高見順が日記に悲嘆を書きつられた。その大空襲の3月10日から67年。そしてあす11日は東日の本大震災の発生からまる1年。空襲に打ちのめされた東京のありようにも重なる惨状。焼け野原の東…
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