サンテックパワー、飛躍も挫折も再建もダイナミックに進むのかも

(日経「春秋」2013/3/25付) 「イカロスが地におちた」「太陽王がつまずいた」――。中国の太陽電池メーカー、尚徳電力(サンテックパワー)の中核をになってきた子会社が先週、事実上破綻した。同社の創業は2001年。それから10年もたたないうちに出荷量で世界一に上り詰めた。ニューヨーク証券取引所に上場したのは05年。それが、融資にからむ詐欺事件。米国の反ダンピング課税。そして何より供給過剰による製品価格の劇的な下落。右へならえ、と中国企業が次々に新規参入し、同社自身も拡大路線をひた走った結果だ。先を行く欧米メーカーを蹴散らした勢いが余って、自らの墓穴まで掘った観がある。サンテック本体は事業を継続している。日本法人の業務もこれまで通りという。子会社の破綻をきっかけに債務を首尾よく整理すれば競争力を取り戻せるのでは、との見方もある。飛躍も挫折も再建もダイナミックに進むのかもしれない。
(JN) 資本主義はダイナミックであり、容赦をしない。政治は一党独裁の御国、この資本主義にいつ呑み込まれて、自由国家になるのであろうか。権力、金力及び名誉のすべてを独裁していてはいずれ、その国は転覆が起きる。そうならないために、早く資本主義が勝利せよ。神話や封建社会の時代ではない。本当の近代化をしなければならない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO53171540V20C13A3MM8000/