ユーチューブは記憶の宝庫だ

(日経「春秋」2012/10/1付) ユーチューブは記憶の宝庫だ――。作家の久間十義さんがすこし前の本紙夕刊「あすへの話題」に、そんな感慨をつづっていた。かくなる威力だから著作権をめぐる摩擦は付き物というべきか、その点の話題も絶えない。インターネット上の音楽や動画を、海賊版と知ってダウンロードすれば刑事罰を科すという改正著作権法がきょう施行される。楽しんだユーチューブデータをパソコンに保存すれば法に触れるケースもあるという。コワモテなのに違法性の線引きがひどく曖昧な法律ではある。この改正法、6月に国会でほとんど議論もなく成立した経緯も気にとめておいたほうがいい。かの「記憶の宝庫」には当時の模様もいろいろ残っている。
(JN)情報は自由に使えるから情報である。お金と情報は貯めておいてはもったいない。どんどん使うべきである。著作権は大事なのであろうが、どうなのであろうか。重宝に使って、懲罰を受けては堪らない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO46743730R01C12A0MM8000/