- （日経／春秋）関東大震災の直後、内相に内定した後藤新平は、日銀総裁の井上準之助に諭した。「身命を賭けて御奉公するのは、今の時だよ」。井上は蔵相を引き受け、復興財源の調達に奔走した。後藤も自ら帝都復興院の総裁に就き主導した。「単なる復旧ではない。復興である」と。東日本大震災から10日、まだ「復興」を口にすることがはばかれるかもしれない。焦燥感が社会を覆っている今だからこそ「復興」の青写真を描いていくのも大切ではないか。壮大な復興構想から「大風呂敷」とも呼ばれた後藤だが、国民に勇気と希望を与えた。
- （日経／社説）◆ボランティアと義援金をどう生かすのか。◆政治リスクも残るリビア空爆。
- （日経・朝日）9日ぶり奇跡の生還、20日午後。がれき下、冷蔵庫のヨーグルトとコーラで。80歳と16歳。
- （日経）リビアにミサイル攻撃。米英仏中心の多国籍軍。
