義理チョコ 240214

 バレンタインデー、義理チョコに『大観小観(240212伊勢新聞)』は思う▼漫画家・いがらしみきおさんが本紙連載でバレンタインデーについて書いていた▼同じ感覚になったことを思い出す。自分は女の子からチョコをもらって喜ぶような軟派じゃないんだという硬派のそぶりがますます激しくなった▼バレンタインデーは迫害されたキリスト教聖徒にちなむとされ、恋人同士のプレゼント交換が始まりとされるが、日本は独自に発展した。ホワイトデーもできた。日本流に発展したのであり、そのことにさして意味はないだろう▼核家族でよそよそしくなった日本社会で、折に触れ親睦を図る行事が盛んになることは少子化の中でも、悪いことではない。
 (私は)義理チョコ、そしてホワイトデー、よろしい事と思う。お世話になっている方々に軽い贈与のご挨拶である。お歳暮やお中元ではなく、日々、なにかにつけてちょっと、その一つである。会話と同じではないだろうか。賄賂ではなく、損得ではなく、親睦だ。それがチョコレートである必要はない。でも、チョコ大好きである。