日立と三菱重 大卒2割定職なし 株安世界で

  • (日経/春秋)133年も前の明治11年の今ごろ、岩崎弥太郎渋沢栄一の「隅田川船中大論争」があった。「一緒に事業ができないか」と持ちかけた弥太郎は「会社の利益は社長の一身に帰し会社の損失は社長の一身に帰すべし」とうたう男。株式会社を信奉する栄一は蹴った。もし二人のタッグが実現していたら、日本の景色はまったく違っていたに違いない。時は移り、弥太郎を祖に持つ三菱重工業と、日立製作所が統合にむけて動き始めた。変わり身の速さに欠ける二社だが震災と原発事故が背を押したのだろう。このタッグが実現すれば日本の景色を変えることにもなるだろう。
  • (日経/社説)◆「日立・三菱重」統合を産業再興の歩に。◆円高是正の努力を続けよ。
  • (日経)大卒2割定職なし。今春、2年連続10万人超。大学、既卒の就職支援急ぐ。
  • (日経)株安世界で連鎖。NY株終値512ドル下落。日経平均一時390円安。