『「行政や議会、みんなで決めた」と、クリンチに逃れたと・・・』

『「行政や議会、みんなで決めた」と、クリンチに逃れたといえようか』<2017年3月4日(土)>
 この人の奔放な弁舌は何処へ行ったのか。「春秋」(170304)石原慎太郎さんの昨日の記者会見に、その無責任さを思う。「『記憶にない』『自分は専門家ではない』と守勢に立たされた。『裁可した責任はある』と反省する一方『行政や議会、みんなで決めた』と続ける。『太陽の季節』の主人公が打ち込むボクシングでいえばクリンチに逃れたといえようか。会見で2点明らかになった。この件で石原さんをただしても真相解明は難しそうだということ。そして、13年半に及ぶ在任中の都政の無責任体制だ。」
 (JN) 都知事は、自分で何でもできない。であるから、副知事以下の行政や議会に託し、それを良しとして責任を取る。それが仕事である。石原さんが専門家でないことは、みんな知っている。言い訳など聞きたくもない。わかりきったことを言うが、行政の長は責任を取るのが仕事で、過去のことでもそれについて現役の長が責任を取るのである。だから、小池さんは、この重い責任において、この問題をどうやって解決していくのか、大変である。過去の物書きや学者の後始末をして行かねばならない。私たち都民は、随分と無責任の人たちを選んでしまったようである。今回選んだ人は頑張りそうだ。