『築地市場は80年の歴史に幕を下ろし、11月に豊洲へと移転』

<2016年8月26日(金)>
築地市場は80年の歴史に幕を下ろし、11月に豊洲へと移転』

 小池知事は言う「決まった日程を第一に考えず、納得、安心を優先させたい」。「余録」(毎日/16/8/26)はこれについて、「巨額に膨れあがった移転費用も物議をかもしている。ただ、豊洲市場の店舗の内装や備品の契約を済ませている業者は多く、移転延期にも強い反対が起きそうだ。『人生には三つの悲しみがある』。築地のある3代続いた店を閉める仲卸業者がつぶやく。『親が死ぬ時、妻を失う時、自分が仕事をやめる時……』。東京の胃袋を満たしてきた巨大市場への哀惜のようにも聞こえた。小池知事はどのような決断を下すのだろうか」と。

 築地市場にしても、東京オリンピックにしても、予定の予算を上回る経費が生じるのはなぜであろうか。優秀な者がこのような事を起こすのはなぜだ。食品市場でありながら、なぜ土壌汚染の確認を先にできなかったのか。一人ひとりは優秀なプロでも、それを束ねる者が無能であったのか。この大きな引っ越しの目的が明確ではなく、事が全てバラバラであるのか。東京の胃袋を支える築地、小池知事の采配が如何になるか。オリンピックは、東京都の金を出すことなかれ。都の予算は、都民のために充当されたし。築地も都民のために良い方向を見出したまえ。(JN)