ポイ捨てとごみ拾い日本人の二つの顔 250727

 環境省が行った2023年度の全国市区町村への調査に『明窓(250727)』は思う。小学生の頃、夏休み恒例の子ども会行事の一つに地域のごみ拾いがあった。「大人が捨てたのに、何で子どもが拾わんといけんの?」。ポイ捨てが多い場所は「山道・山林」「幹線道路」「河川・用水路」が上位。人目につかない所、見られていないタイミングで「ポイッ」なのだ。一方で、回収方法は「ボランティア」がトップだそうだ。不法投棄された物を「善意」で回収する。そんな状況がずっと続いている。スポーツの国際大会で、試合後に会場のごみを拾う行動が称賛されたのは日本人。生活に身近な所にごみを捨て、情けなくなるような光景をつくりだすのも日本人。どちらが本当の顔かと考えてしまう夏である。
 皆がやれば怖くない。皆が見てなきゃ大丈夫。人目で態度が変わる。ここは自分のところではないから、ポイっと。なんとも情けない。心が小さいよ。ここも、そこも、あそこも、あっちも、世界は自分と皆のもの。どこも自分の大事な場所と思い、遠方に行ってもポイ捨てするなかれ。顔は一つだけだ。