プレ金の二の舞い 240514

 環境省がすすめる「デコ活」に『水や空(240513長崎新聞)』は思う▲脱炭素「デカーボナイゼーション」と「エコ」を組み合わせた造語。正式名称は「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」▲省エネ家電の購入や食品ロス削減など消費者に生活の行動変容を求める国民的な取り組み。昨年7月にこの愛称が付いた。同省調査で知名度は4人に1人という▲吹けど踊らずだった政策「プレミアムフライデー」を思い出す。▲すっかり定着したのは「クールビズ」。今や通年ノーネクタイも珍しくない。しんどいことから開放されるという便益を享受できた▲デコ活。覚えやすくはある。でも行動変容を押しつけるやり方ではプレ金の二の舞いは濃厚だ。
 (私は)前年度に冷蔵庫を新しくした。それが省エネになるとのことで、東京都からゼロエミポイントを受けた。「ゼロエミ」? 東京都から商品券が届いた。とにかく、エコに生活をして行かねばならないのだ。そう、私も日々、エコ生活。地球のために、そして自分のために「エコのみ」の努力をしている。