『#国際生物多様性の日』

『#国際生物多様性の日』<2023年5月24日(水)>
 5月22日の「国際生物多様性の日」に『余録(230522)』は虫を思う▲虫が好かない、虫の居所が悪い▲現代人には虫嫌いが多い。なぜか。千葉大准教授の深野祐也さんらが進化心理学に基づく検証を試みている▲人間は、感染症など害を及ぼす存在を本能的に遠ざける。もう一つの要因は「都市化」。自然に触れる機会が減って知識が乏しいことに加え、室内など、本来いるはずのない環境で対面することで嫌悪感が増す▲子どもの頃から自然の中で過ごす機会を持ち、多様性への理解を育みたい▲現在、確認されている昆虫は約100万種、地球上の生物種の半分以上を占める。その絶対王者を毛嫌いする「ヒト」はわずか1種。数で全くかなわない相手を「虫けら」などと侮るのは、いくら何でも虫がよすぎないか。
 (私の)周りには沢山の虫がいる。彼らはどこからでもやって来る▲4月のある日、天井からやって来たのは、蜘蛛。室内のゆるやかな空気の動きに揺れながら降りてくる。仕事の虫は、彼をむしできず、写真を撮ってしまった。お互い、上手に生きて行こう。
#生物多様性 #虫 #嫌い #感染症 #都市化