『#いつまでもよき友で』

『#いつまでもよき友で』<2023年5月12日(金)>
 大空を舞台に自由自在に飛び回るツバメに『滴一滴(230512山陽新聞)』は思う▼「ああ、今年も来てくれたなあ」「かわいらしいひなの声を聞きながら癒やされています」▼日本野鳥の会のサイトによると、人口が減少した地域では、ツバメが子育てで巣を作る「営巣」が減っている可能性があるそうだ▼ツバメはカラスやヘビといった天敵を避けるため、人家や商店の軒先に巣を作ることが多い。人がいなくなることで、卵やひなが襲われやすくなり、営巣が減ったとみられる▼「ツバメが巣を作った家は縁起がいい」「火事にならない」と▼害虫を食べてくれる益鳥としても知られる。姿を見れば晴れやかになり、ひなの声を聞けば癒やされる。いつまでもよき友であってほしい。16日まで愛鳥週間―。
 (私たち)人間は地球の主役ではない▼生き物は互いに影響し生きている。いや、街や石ころだって、共存する仲間である。常に、互いの存在を確認し、異変があれば、その対応をせねばならない▼この街には、引き続き来年もツバメは来てくれるのか。
#ツバメ #人口減少 #縁起 #益鳥 #愛鳥週間